MRI検査が有効な症状
MRI検査が有効な症状にはさまざまなものがあります。頭痛やめまい、手足のしびれや、肩こり、背中の痛みなど日常によく起こる症状から、脳梗塞や脳腫瘍、椎間板ヘルニアなどの病気を早期発見することができます。
Ⅰ. 脳神経外科
1. 頭痛
一言に頭痛といっても、種類はさまざまです。 心身のストレスが原因で同時に肩や首の痛みをおぼえ、日常的に痛みを感じ続ける緊張型頭痛や、女性に多く月に1~2回痛みを感じる片頭痛、数年に数ヶ月だけ毎日痛みを感じ激痛がをおぼえる群発頭痛などが一次頭痛と呼ばれています。
その他、脳内の血管や頭蓋骨内部の病気が原因で起こる脳卒中や脳腫瘍、くも膜下出血、髄膜炎などを二次頭痛と呼びます。
脳卒中などは発症してしまうと激しい頭痛や嘔吐感など症状が発生しますが、それまでは無症状のことが多く突然発症します。
原因がはっきりしている二次頭痛については早期発見すれば大事に至る前によくなることが多いく、早期発見にはMRI検査が有効です。
2. めまい
めまいには内耳の病気(メニエール病など)が原因になるものや、脳の病気(脳卒中など)によるものなどがあります。症状がある場合はまづめまいの専門知識を持った医師の診察を受けることが大切です。
めまいの原因を突き止めるためにもMRI検査は威力を発揮します。
急に言葉が出てこない、嚥下障害、手足のしびれなどを伴う場合は脳卒中などの可能性もありますので、かかりつけ医または、専門医にご相談ください。
3. 手足のしびれ
手足のしびれにも脊髄の病気(椎間板ヘルニアなど)や、脳の病気(脳卒中など)などが原因のものもあります。
こういった症状には非常に危険なものもあり、かかりつけ医や専門医にご相談ください。
脳卒中などの場合も早期に原因を発見することができれば、治ることが多い病気で、そのためにMRI検査が役に立ちます。